自動車やIT(情報技術)製品向けの樹脂素材を増産
ユニチカは自動車やIT(情報技術)製品向けの樹脂素材を増産すると明らかにしました。これにともないエンジンカバーなどに使われる強化ナイロン樹脂の年産能力を7割増にするほか、環境配慮型素材である植物由来のポリ乳酸(PLA)樹脂の生産も倍増する計画。衣料向け繊維など不採算事業のリストラが進んだのを機に、主力の高分子事業で事業拡大を目指しています。
増産する強化ナイロン樹脂は「特殊層状ケイ酸塩」と呼ばれる耐熱性の高い粉末をナノ(ナノは10億分の1)メートル単位の粒子にして混ぜ込んだ。従来品に比べ2割近く軽量化しても同様な強度を保てることから、ドアミラーやエンジンカバーなどの自動車部材として需要拡大を見込んでいる。宇治事業所(京都府宇治市)に数億円を投じ、2008年度をメドに年5000トンに能力を高める。
ユニチカとは
ユニチカ株式会社(Unitika, Ltd.)は、大阪府大阪市中央区に本社を置く繊維メーカー。近年は繊維事業だけでなく高分子事業・生活食品分野・環境事業などにも進出している。 同じ大阪に本社を置く、東洋紡績・帝人・倉敷紡績・旭化成と並ぶ在阪繊維メーカーの一つ。